相方の友人二人がビールを持って遊びに来た。
 二人共、相方よりずいぶん若くて独身である。
 彼らが来ると大抵ダラダラと飲み続け、同じ話を繰り返す。
 「彼女がほしい。結婚したい。」
 そして、歴代の彼女との思い出話を一通り披露した後で自分の今の状態を嘆く。
 K君は一年以上前に別れた彼女がどうしても忘れられないらしく、酒の量に比例してその子の話が多くなる。
 
 二人とも何回か女の子を紹介してもらっているのだが、気に入った女の子には恐くて踏み込んで行けず、ノーマークの女の子が連絡してきてもなんだかんだと屁理屈をこねて断っている。
 わたしはまるで世話焼きの親戚のおばさんのように、話を聞いては「会ってみたらいいじゃないの!」とか「電話してみたら?」と勧めているのだが、「面倒くさいから、やめとく。」と返してくる。

 「面倒くさい」だと!?

 わたしが飲み歩いていた頃(10年くらい前ね。)は友達なども声をかけては断られて・・・を繰り返していたし、もっと恋愛に積極的だったと思うんだけどな。
 
 自分が気に入った女の子が自分に気があると確信できる状態じゃないと恋愛できないって、彼らがそういう人に出会って結婚するのはいつになるだろうなあと思いました。

 ちなみに、話をしているうちに『不倫』の話題になり
 相方は「また相手の女の人を知ることから始めて、一から恋愛をするのは面倒くさい」と言っていた。
 相方の言葉が本心かどうかは知らんが、今の男の人って恋愛を「面倒くさい」と考えてるのだと思ったら、なんとなく寂しい気分になった。

 相方から見れば、ダンナの友達の恋愛に第三者のわたしがギャーギャー騒いでいるのが理解できないんでしょうけどね。


 

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索